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沈むというイメージやそう表される状態にあるとき、確かな不安や恐怖を感じるわけです。

そういうときはきっと僕は確かなひとつの動物で、理性のかけらもない、本能に従った感じ方やとらえ方が勝るわけです。

しかし安全が保障されてみると、それ以上沈まないことがわかったり、足場をとらえることができたりすると

今度は沈んでいた状態に、どこか焦がれている自身を見つけるのです。

砂浜のない、急に深くなる海は怖いと思うのに、その水底には何か見たこともない美しさが秘められているのではと

幼い僕は夢見ているのです。

沈むということは、そういうものの一部になるということではないかと、極めて本能にちかい理性で感じているのです。

そうして、そう思う自分自身にも、何か底知れぬ美しいものを感じているのです。

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