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捨て犬も喰わぬような毒さえ吐きたくなる
つまるところ欲するのは否定でも肯定でもなくただただ人の目に触れる場所に思いを表することそのものなのである
秘密の手帳に書いたのでは煮え切らぬ、もとい、空しすぎる
言い訳をするには根拠に欠けるが、そのまま飲み込むには喉につっかえる
だから程よく隠したうえでその辺に置き去りにするのである
人目につかないところ、けれど必ず誰かの目には止まるところ
僕は飲み込むことなく、かといってひろく醜態をさらすでもなく、何も得ることもないが、何も失わずに済む
拾ってきた動物を、また仕方がなく捨てるのに似ている
僕は悪くないといいながら、人目につく場所に堂々と捨てることはできなくて、結局元あった薄暗い場所に戻してしまう
モラトリアムやその欠乏を訴える者はそういう気持ちが必ずどこかにあるものだろうか
だとしたら、その解決策は最初から拾わないようにすることだろうか
それともそのまま拾って帰れる程度に自らを豊かにすることだろうか
いやいやはたして、そもそも初めから捨てられた子猫などいなかったのではなかろうかーーーー
投稿者 gt7u9x | 返信 (0) | トラックバック (0)