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消えていく感覚

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消していく感覚

別れの予感に、終わってしまいそうな空気

どんなに吸い込んでも満たされず、

いかに逃れようとも包まれる

私は今、また迷路の中に押し込められ

必要な明かりの得る手も無く

感じる声はあざ笑うのか、誘うのか

目に見える何かは光なのか、闇なのか

それとも何も見えておらず、何もかもが幻想か


いっそ幻想であれば良いと思いながら、眠りに落ちる

目が覚めた頃には何時も光に包まれた朝で、ああ、あれはやはり幻想だったのだと安堵して生きる

またいつでも、迷宮に落ちる可能性を忘れながら

足を引きずり陥れんとす妖怪のような手に背を向け逃げ出す

しかし確かに、その手は人のもので、また、私のものでもあった

投稿者 gt7u9x | 返信 (0) | トラックバック (0)

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