ノイジイストーン |
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語ろうと思えば、自分なんていろんな角度で語れる
でも、上から見ようが下から見ようがくず石はくず石で、どこに光を当てようがすすけた灰色
たまに抑えきれずに自分語りを消費してみようかと指が動くけど
私にただのくず石を見た感想文を壮大な物語に仕立て上げる文才は無くて
石にも色々ある
たとえば日本庭園に転がる庭石、あれはどう見ても私にはただの大きな石ころにしか見えないのだが
それでもどこか趣の有る美しさを感じる
多分それは、あの石が決して自分を語ったりしないからだ
一つ一つは何も語らず、けれど耳を澄ませば何か聞こえてくる
誰も口を開かないのに、何処からとも無く聞こえてくる音
それはきっと美しい波の音
だけど、私には口がついてしまっている
歌を奏でるには小さすぎて、黙り込むには隙間の有る口がついている
それは悲劇なのか、それとも、それでも声あるものは幸いか…
投稿者 gt7u9x | 返信 (0) | トラックバック (0)